食品製造工

仕事内容を教えてください。

工場長「私はまず工場で今日の段取りをし、工場が問題なく稼動できているかを確認後、事務仕事に入ります。日々の原価計算、お客さまからの依頼事項の整理と調整などが主な仕事です。」
兵頭「工場に届く材料や資材の受け取り、製造現場へ材料運搬、商品の出荷、次の日の製造準備などを担当しています。工場で働く人が動きやすいように気をつけています。」

高田　第一工場長
兵頭

工場長に任命された時の感想を聞かせてください。

工場長「入社してすぐ責任ある立場になり、3年目に工場長を任命されました。それまでは工場長というポジションはなく、仕事内容も役割も分かりませんでした。自分が工場長として新しく環境を作っていくことに面白さを感じて引き受けました。」
兵頭「商品もそうですが、今までにないことを作るっていいですね。」

入社したいと考えた理由を教えてください。

兵頭「お弁当に入っている冷凍食品はどのように作っているんだろうと思っていました。高校2年時のインターンシップで、食品関係の企業を選び、そこで食品関係の仕事に興味が湧き、アルバイトも食品関係の仕事をしました。就職を考えた時に、その経験を活かせたらいいなと考えましたので。」
工場長「愛知の大学に行き、卒業後は地元に帰ってきました。ここには派遣社員で入りました。1カ月後に正社員への声がけがありました。当時から役員、先輩方にすごくかわいがってもらっていましたので、楽しい職場なんだなと思いすぐに入社を決めました。今でも入社して良かったと思っています。」

入社してみて感じることはありますか？

兵頭「食品製造は全て機械化してると想像していましたが、意外と手作業でやっていることに驚きました。」
工場長「機械をたくさん導入してオートメーションシステムにしている会社は、大量に製造して価格を極端に安くしています。それは基本的に大企業さんがしています。ここの生産能力で同じことをしても価格では勝てません。そこで、単一商品ではなく、様々な食品が製造できる工場を目指しました。作業工程を手作業にすると、今月はAの商品、来月はBの商品と対応できます。導入してる機器も、汎用性が高いものばかりです。」
兵頭「機械では形を変えるとか大きさを変えることがなかなかできないんです。手作業だと、10gに切ることも20gに切ることもできますから。」
工場長「食品製造というと、毎日、同じ商品を同じ行程で製造していると思われがちです。弊社は違います。毎日、違う商品を作るので作業内容は違います。働く人の集中力も違います。」

経験者が有利なポイントはありますか？

工場長「給料面はあまりないと思います。ただ、ベースアップのスピードが早い可能性はあります。」

新入社員へアドバイスをお願いします。

兵頭「とりあえず大きい声を出して挨拶をしましょう。その次は物を揃える、整理整頓することです。きちんとまっすぐに置くか、ちょっと斜めに置くかで、作業者の気持ちのスイッチの入り具合が変わってきます。それが、生産性の低下や怪我の発生につながると思っています。」
工場長「整理整頓は同じです。基本ですから、そこは徹底してほしいです。そこがきちっとできている人は上達のスピードも速いです。あとはカラ元気です（笑）　1人1人がテキパキ、キビキビと動くと工場全体の雰囲気が全く違います。その点は彼を見習ってほしいです。明るいし、現場での人気者なので、一緒に仕事をしていて気持ちいいですよね。」
兵頭「ちょっと誉め過ぎでは…　工場長、これからも頼りにしています（笑）」